TQE合格者インタビュー

【第70回TQE「医学・薬学(英→日)」合格】布施 学さん

1. 自己紹介をお願いいたします

第70回TQE医学・薬学(英→日)合格しました布施学と申します。現在は、薬剤師として薬局に勤めておりますが、将来はフリーランスの翻訳家として独立することを目標に日々学習を続けています。

2. これまでの英語学習歴を教えてください

大学に入るまでは受験のためだけに英語を勉強してきました。大学入学後は実用的な英語を学びたいと思い、主にTOEICや英検などの資格試験を目標にしながら学習を続けてきました。試験用の参考書や問題集を解くとともに、英字新聞(The Japan Times)を読んだり英語のニュース(CNN、NHK ワールドなど)を聞いたりしていました。また、短期間ではありますが英会話学校などにも通い、基本的な日常会話・ビジネス会話を勉強しました。

3. これまでの翻訳学習歴を教えてください

2年半ほど前に翻訳の学習を開始しました。薬学部出身のため、専門分野は医薬を選択しました。初めの1年ほどは独学で勉強しました。市販の医学英語の参考書を読んだり、The New England Journal of Medicine (NEJM)のWebサイト(http://www.nejm.org/)で実際に論文を読んだりして学習していました。しかし、独学では学習ペースがつかみづらく、自分の実力がどの程度なのかも把握できなかったため、翻訳学校の活用を考えはじめました。『医学・薬学の翻訳・通訳 完全ガイドブック (イカロス・ムック)』などで翻訳学校について調べ、実際に数校の入学説明会と体験授業に参加し、その中で最も内容の充実していたサン・フレア アカデミーに入学しました。そこで、1年半ほどかけて、医学・薬学の中級講座、上級講座、治験和訳演習<臨床分野>を通学で受講しました。受講中は予習・復習に追われてかなり大変でしたが、授業の内容をしっかりと身につけることで着実にステップアップして行くことができたと思います。

4. 翻訳をしようと思ったきっかけを教えてください

学生時代から英語を勉強しており、将来は英語を活かした仕事に従事したいと考えておりました。英語学習にはかなりの時間を費やしたので、これらを何らかの形で社会に還元したいという思いがありました。その後、英語力と同時に大学や職場で学んだ専門知識を活用できることから翻訳の仕事に興味を持つようになりました。32歳のとき、それまで続けていた英語の資格試験の勉強が一段落ついたため、翻訳の学習を開始しました。

5. TQEを受験されたきっかけは何ですか?

サン・フレアでの講座受講中に先生が度々TQEのことを紹介していたため、TQE合格が自然と第一目標になりました。また、TQEでは結果が点数で表示され、訳に対するコメントもいただけるため、自分の実力を客観的に評価するには最適であると思いました。先生からは、TQEは合格率が低く、かなりの難関試験であると聞かされていたので、自分でも受かるか不安でしたが、せっかくサン・フレアで学んだからにはどうしても受かりたいと思い、強い決意をもって学習に臨みました。

6. TQE合格のために苦労した点、悩んだ点はどういったことでしょうか

原文が曖昧に書かれており、語句の係り受けがはっきりせず、複数の解釈が可能な場合の訳し方には特に苦労しました。ネイティブが書いた英語でも、常に文法的に正しいとは限りません。また、明らかに論理構造のおかしい文章に出会うこともあります。このような場合の対処法に一番頭を悩まされました。

7. 苦労した点、悩んだ点はどのように解決されましたか

課題文の本文をウェブページで参照して全文に目を通したり、参考文献を読んだりしながら訳の根拠を確認し、図書館で専門書を調べたりもしました。また必要に応じて訳注を付けて対応しました。そのため、試験当日は調べる内容が多く、時間との闘いでした。(編集部注:第70回は48時間の制限時間が設けられていました。)

8. 今回合格された「医学・薬学(英文和訳)」分野を受験するために参考になる書籍、資料、ウェブサイトなどはありますか

TQE対策としては、サン・フレア アカデミーの教材を徹底的に復習しました。また、並行して『翻訳の泉(http://www.honyakunoizumi.info/)』も学習しました。辞書は『南山堂 医学英和大辞典』が必携だと思います。また、翻訳には細かいルールがたくさんあり、すべてを完璧に覚えることは非常に困難です。そのため、エクセルなどに重要事項や用語集などをまとめていつでも検索して参照できる状態にしておくことが大切だと思います。自分は、このまとめファイル作りにかなりの時間を費やしました。まとめを作る過程でも知識を記憶として定着させることができ、また忘れかけた事項も瞬時に調べることができるので非常に有用だと思います。是非皆さんもやってみてください。

9. これからの翻訳者としての計画を教えてください

今までは和訳を中心に勉強をしていたので、今後は英訳の勉強にも力を入れたいと思います。将来的に和訳・英訳のどちらもこなせるようになりたいので、まずは、医学・薬学(日→英)のTQE合格を目指して頑張りたいと思います。また、サン・フレアにも翻訳者として登録したので実務にも挑戦して行きたいと思います。

10. TQE合格を目指して勉強中の方々に、メッセージをお願いします

TQE受験を振り返って感じることは、基本事項の大切さです。翻訳するうえで絶対に守らないといけない基本ルールを徹底的に習得することが合格への近道だと思います。今後TQEを受験される方は、是非、その点を念頭において学習に励んでいただければと思います。

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