TQE合格者インタビュー

【第72回TQE「特許明細書(医薬品)<英→日>」合格】
西村 梨恵さん

1. 自己紹介をお願いいたします

このたび第72回TQE特許明細書(医薬品)<英→日>に合格致しました、西村梨恵と申します。現在は専業主婦をしており、家事の傍ら特許翻訳者を目指して日々勉強にいそしんでおります。

2. これまでの英語学習歴を教えてください

学生時代は、大学での教養課程で学習したのが最後です。そのまま大学を卒業し、研究用試薬の販売メーカーに営業事務として入社して数年後、今後の仕事について考えた時に何か強みが欲しい、とふと考え、では学生時代に得意だった英語を磨いてみるかと思い立ちました。特に明確な目標もなく、ラジオ講座を聞いたり、TOEIC問題集を解いてみたり、リスニング教材を買ってみたり、英会話に効くという瞬間英作文をやってみたり…といろいろと手を出しました。

3. これまでの翻訳学習歴を教えてください

4と内容が前後しますが、本格的に翻訳者を目指すと決めて、2014年の終わり頃からサン・フレア アカデミーの通信講座「はじめての特許翻訳」→「特許明細書B中級」を受講し、それぞれ修了しました。現在は「特許明細書B上級」の受講を開始したばかりです。

4. 翻訳をしようと思ったきっかけを教えてください

いろいろと英語学習をハシゴしている間に結婚し、主人の仕事の関係で退職しました。主人が転勤族ですので私が正社員として新たに就職するのは難しく、さりとて転勤する先々でアルバイトをするのも性に合わない…。考えた結果、プロフェッショナルとしての技能を駆使して在宅で仕事も可能な翻訳者を目指すことに決めました。

5. TQEを受験されたきっかけは何ですか?

2014年夏頃から「翻訳者を目指してみようかな…」と漠然と考えていた時に、ネットでTQEの存在を知りました。大学で専攻していたバイオサイエンスならある程度内容も理解できるだろうと踏んで、力試しのためにバイオ分野のテストを受けたのが最初です。

6. TQE合格のために苦労した点、悩んだ点はどういったことでしょうか

スコアが伸びず、不合格を繰り返したことです。翻訳の何たるかもよく知らないまま初めて受けたTQEはもちろん合格には届かず、その次に受けた化学のテストも不合格、その次のバイオも…。化学は文章の内容が完全に専門外だったので仕方がないな、と思ったのですが、2回目のバイオが68点とギリギリ不合格だったのはかなりショックでした。計3回、どのスコアを見ても「原文解釈」、「訳文表現」のスコアが低く、圧倒的な力不足に悩みました。

7. 苦労した点、悩んだ点はどのように解決されましたか

実はまだ解決していません…。サン・フレア アカデミーのスタッフさんから勧めていただき特許翻訳の勉強を始めて半年が経っていたので、そろそろその力試しをしてみようと、4回目のTQEは特許明細書(医薬品)を選択し、結果今回の合格となりました。他に特別な勉強はせず、通信講座のテキストをやり込んで、独特の言い回しをしっかり身につけたおかげでギリギリ合格できたのだろうと思ってはいますが、スコアから言うと「原文解釈」も「訳文表現」も大きく伸びてはいません。これからの課題です。

8. 今回合格された「特許明細書(医薬品)英日」分野を受験するために参考になる書籍、資料、ウェブサイトなどはありますか

サン・フレア アカデミーのテキストです。あれこれ手を出さず通信講座に集中したので、他にお勧めできるものがありません…。

9. これからの翻訳者としての計画を教えてください

今回、なんとかTQEに合格し、翻訳者として登録していただくに至りましたが、まだまだお仕事をいただけるレベルではないと思っています。新たに受講を開始した「特許明細書B上級」を利用してもっと「英文を読み解く力」と「技術文献を読み解く力」の両方をつけ、商品価値のある訳文を作れるようになりたいです。いつかお仕事をいただくことができたら「質」だけでなく「スピード」の向上も目指して、さらにゆくゆくは和訳だけでなく英訳もこなせるようになりたいと考えています。

10. TQE合格を目指して勉強中の方々に、メッセージをお願いします

特許翻訳に特化した話になってしまいますが、まず、サン・フレア アカデミーを受講されている方はテキストをきっちりこなされると良いと思います。受講されていない方も、これ、と決めたテキストをしっかりモノにして、基礎力をつけることが大事です。特許翻訳は独特な言い回しが多く最初は混乱しますが、テキストをやり込むことでだんだんパターンが身についていきます。また、調べてもなかなか出てこない単語や熟語の訳や、訳例を見てこんな訳し方をすればいいんだ、と発見があった訳し方などは片っ端からマイ単語帳にまとめていき、自分の中の定訳を増やしていくと、今後役立つと思います。特許翻訳の「法律文書」的側面にはこの方法で対処しつつ、「技術文献」的側面に対応する力をつける(これは今後の私の課題でもあります)ことが肝要です。ではどうすればいいのか、となりますと実は私も手探り状態なのですが、基礎的な知識(バイオでしたら生体高分子、遺伝学、代謝系など)を身につける、必要な書籍や辞書、ウェブサイトを揃えておく、それらを利用して分からないことは徹底的に調べる、といったところでしょうか。この、商品として通用する訳文ができるまで徹底的にやりぬく、という姿勢こそが当たり前のようでいて実はなかなか難しい、プロになるには必要不可欠な能力なのかな、と思います。私もお仕事をいただけた際にはしっかり意識しようと思っています。
 今回合格してみて、TQE合格は通過点でしかないなと痛感しています。プロの翻訳者というにはまだまだ実力も実績も足りません。とはいえやはり嬉しいもので、やった!もっと頑張ろう!頑張りたい!という気持ちになるので、ぜひとも頑張って合格を目指していただきたいと思います。

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