TQE合格者インタビュー

【第81回TQE「特許明細書(化学)<英→日>」合格】
松見侑紀さん

1. 自己紹介をお願いいたします

第81回TQE特許明細書/化学(英日)に合格し、翻訳実務士の認定証を頂きました松見侑紀と申します。現在は、株式会社サン・フレア様で特許校正者としてお仕事をさせて頂くかたわら、翻訳者を目指し日々学習に励んでいます。

2. これまでの英語学習歴を教えてください

大学卒業までは授業課程の範囲内での英語学習でした。就職活動、企業での勤務を経験する中で、自身の強みになると思いNHKラジオ英会話を聞いたり、様々な英語のテキストを読んで英語に触れる機会をつくるとともに、定期的にTOIECを受験しています。自宅での学習が主で、「読む」勉強が多く、英語を「書く」「話す」が苦手です。

3. これまでの翻訳学習歴を教えてください

翻訳者になろうと決め、ある翻訳学校の通信講座で翻訳の基礎および出版分野の講座を受講しました。その後、力試しにとTQE文芸を受験した際に、特許校正者の求人があることを知り応募し、校正者としてお仕事をさせて頂くようになった後、サン・フレア アカデミーの通信講座で初級講座はじめての特許翻訳、その後中級講座 特許明細書B 医薬・化学・バイオを受講しました。
 また、そういった講座の受講とは別に、様々なテキストを試訳してみたり、出版されている原文・訳文の読み比べをしてプロの翻訳者の方がどのように訳されているのかを勉強したりしています。

4. 翻訳をしようと思ったきっかけを教えてください

一番は文章を読むのが好き、英語が好き、英語を日本語にする作業が好きだったことです。その後、大学で英語の小説を読解する講座があり、文章を読解する面白さを知り、翻訳者という仕事に興味を持ったのですが、語学力が足りないと思い諦めていました。しかし、結婚を機に前職を退職し、学習の時間が持てたこと、夫の転勤の可能性や出産後の育児との両立を考えたときに、ライフスタイルに合わせた息の長い仕事ができるのではないかと思い、真剣に翻訳者を志すことに決めました。

5. TQEを受験されたきっかけは何ですか?

最初の受験は、自分の翻訳力を客観的に評価できる場がないか、インターネットで探して見つけたのがきっかけでした。
 今回は、中級講座の受講が終了し、校正者としての経験もふまえ、翻訳者としての登録を目指しての受験でした。もちろん目標は合格ですが、まとまった分量の訳文を採点してもらえるので、合格できなかった場合でも自分の現状やこれからどのように学習を進めていくかの判断材料になると考えました。

6. TQE合格のために苦労した点、悩んだ点はどういったことでしょうか

合格基準を判断できない点です。「これができていればOK」というようなポイントがなく、結果をもらうまで自分の訳文がどのように評価されるのか予想できませんでした。
 また、TQEに限ったことではありませんが、未知の専門知識を限られた時間で自分のものにして訳文にするのに苦労しました。

7. 苦労した点、悩んだ点はどのように解決されましたか

「合格のために」というよりも、「自分のできる最善の訳を書いて評価してもらう」と割り切りました。スタイルも評価対象ですので、書式や答案作成に関する指示は丁寧に確認し、誤字脱字訳抜け等のつまらないミスは絶対しないように気をつけました。
 また、専門技術に関する文ですので、訳語に関してはどんなに簡単な単語でも逐一調べて、その分野で一般的に使われている用語を選ぶよう心がけました。

8. 今回合格された分野を受験するために参考になる書籍、資料、ウェブサイトなどはありますか

出題元の特許文献はダウンロードして、出題範囲以外も目を通しました。また、今回はカーボンナノチューブに関する出題でしたので、カーボンナノチューブに関してネット検索で調べ、訳語選択の参考にしました。実施例部分に関しては、化学用語をやはりネット検索で調べました。

9. これからの翻訳者としての計画を教えてください

翻訳者として登録して頂けたことが、翻訳者として勉強の本当のスタートだと思っています。まずは特許翻訳者としていっそう力をつけるために上級講座を受講しようと計画しています。また、今回は化学分野での合格でしたので、TQE特許明細書/医薬品にもチャレンジして仕事の幅を広げたいと思っています。
 また、特許に限らず様々なジャンルの翻訳にも挑戦していきたいです。

10. TQE合格を目指して勉強中の方々に、メッセージをお願いします

TQEは合格すれば翻訳者として登録してもらえ、翻訳未経験者にとっては非常に大きなチャンスです。結果は採点されて返ってはきますが、学習の成果を発揮するのではなく、仕事で通用するものを作成するつもりで臨むと良いのではないかと思います。そして、何より楽しんでチャレンジしてください。

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