TQE合格者インタビュー

【第87回「特許明細書(化学)<英→日>」合格】
山田雄大さん

1. 自己紹介をお願いいたします

この度、第87回TQE特許明細書(化学)の英日翻訳に合格し、翻訳者登録をさせていただきました、山田雄大と申します。この登録をきっかけにフリーランスの翻訳者に転身いたしました。以前は、化成品メーカーに3年間勤め、その後、特許事務所に2年間勤めております。一児の父であり、子育てをしながら翻訳業をさせていただいております。

2. これまでの英語学習歴を教えてください

学生時代は高専に進学したこともあり完全に理系で、英語が苦手、というよりは大嫌いでした。試験では赤点ばかりで、再試験組の中でもダントツで点数が低かった私だけ特別な課題が出されたほどでした。自主的に勉強しても中々理解が進まず、「留学すれば英語ができるようになる」と考えた私は、休学してオーストラリアに旅立っておりました。8ヶ月間の短い語学留学でしたが、英語に対する理解も深まり、また英語に対する壁も取り払われました。ある化成品メーカーに就職し、これからは英語を使ったワールドワイドな仕事をしていきたいと意気込んでおりましたが、特に使用する機会がありませんでした。国際結婚をした私は、世界中どこにいてもパソコンとインターネットさえあればできる仕事をしたいと考え、フリーランスの特許翻訳者になることを決めました。3年間化成品メーカーで勤めた後、特許事務所に転職して翻訳の勉強を始めました。また、転職と同時に翻訳スクールも受講しました。

3. これまでの翻訳学習歴を教えてください

特許事務所に勤めていた2年間、化学やバイオ、医薬などの、様々な分野の特許翻訳を経験しました。スクールにも通っておりましたが、実際に現場を見て働いてみないとわからないことは多くありました。翻訳だけではなく、外内案件の中間処理なども経験し、特許において正確な翻訳がいかに重要なのかも学びました。また、この期間に様々な翻訳支援ツールなどのソフトウェアを試し、環境を整えました。

4. 翻訳をしようと思ったきっかけを教えてください

どこででもできる仕事がしたいと考え、フリーランスの特許翻訳者になることを決めました。実際に特許翻訳をしてみると、特許の性質上、毎回新しいものに出会えます。昔から調べ物が好きだったので、楽しみながら黙々と翻訳しています。

5. TQEを受験されたきっかけは何ですか?

フリーランス翻訳者になるにあたって、翻訳会社に登録することが一つの方法です。TQEなら自分の翻訳レベルを測りつつ、トライアルにもなるということを知り受験いたしました。また、点数がわかるだけでなく、プロのチェッカーのレビューや試訳もいただけるということで、レベルアップの観点からも受験いたしました。

6. TQE合格のために苦労した点、悩んだ点はどういったことでしょうか

二通りの解釈ができる部分の処理に苦労しました。試験問題は、ある特許明細書の一部ですが、明細書の一部だけ読んでも内容が理解できないため、他の部分も読まないと誤訳の原因になります。

7. 苦労した点、悩んだ点はどのように解決されましたか

試験問題には出典元の記載があるので、インターネットでダウンロードして、試験問題外の文も読み、納得したうえで翻訳しました。特許は誤訳によって拒絶査定になってしまうこともあり、誤訳は絶対にしないように努めました。

8. 今回合格された分野を受験するために参考になる書籍、資料、ウェブサイトなどはありますか

ネット上には「Weblio」や「英辞郎」など、無料で使える辞書が多くありますので参考にすると良いと思います。電子辞書は、PC上で検索がかけられる「DAYFILER(PASORAMA)」がおすすめです。「180万語対訳大辞典 英和・和英」や「ビジネス技術実用英語大辞典V5英和編&和英編」が入った型番を買いましょう。また、「J-PlatPat」や「Espacenet」、「Google Patents」を利用することで、過去の翻訳から学ぶことができます。TQEを受験するなら「翻訳の泉」は読んでおいたほうが良いと思います。

9. これからの翻訳者としての計画を教えてください

サン・フレア様から仕事をいただき、フリーランス翻訳者としてスタート地点に立つことができました。これからも、今よりも早く正確な翻訳ができるように勉強を続けていきます。また、日英翻訳にも挑戦してみたいので、英語だけでなく、MPEPの勉強も考えております。

10. TQE合格を目指して勉強中の方々に、メッセージをお願いします

TQEの試験をまだ受験していない方は、自信がなくても一度受験してみてはいかがでしょうか。レビューや試訳がもらえますので、今後の勉強に大いに役立つと思います。また、勉強中に調べた用語などは、用語集としてまとめておくことをお勧めします。翻訳は、正確さはもちろんのこと早さも求められる仕事です。一度調べたものや自身の対訳集は、すぐに取り出すことができる環境を作っておくことが大事だと思います。そのためにも、Tradosなどの翻訳支援ツールに精通しておくべきだと思います。

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