「文芸翻訳勝抜き道場」再掲☆

   この翻訳道場は、2007年10月から2015年1月まで、全154回出題されました。
   全課題英文と、齋藤静代先生の解説と試訳を再掲いたします。
斎藤静代先生

斎藤静代先生
産業翻訳(日→英)に10年、増進会出版社(Z会)の大学受験英語添削指導に10年携わった後、出版翻訳へ。訳書は『オードリー リアル・ストーリー』(アルファベータ)、『ママ・ショップ』(主婦の友社)、『ドラゴン』(創元社)など。

講師から一言。
わたしが文芸翻訳に関わり始めてから10年になります。ジャンルは特に決めず(理系はダメです)、評伝、一般教養書、児童書と、いろいろでした。オペラや映画関係の本のときにはDVDをフル活用したし、神話ではその国の民俗関係の資料を漁りました。児童書の時には埃のかぶった子どもの本を持ち出して、頭の中 を児童書モードに切り替え。節操のない翻訳者だなんて言わないでください。好きなジャンルの本だけを訳すことができるなら、それに越したことはありませんが、それはなかなか叶わない。ならば基本的にどんなジャンルにでも対応できる職人的翻訳者になって、チャンスを待とう、と考えたわけです。というわけで、本道場でもいろいろな作品を読んでいきます。苦手なジャンルの作品でも、しなやかに向き合ってください。
いずれにしても翻訳の基本は正確な読解です。そして読解には、英文解釈だけでなく作品の雰囲気をきちんと把握することも含まれます。この道場が翻訳の基本を確認するのに役立ちますように。