コーヒーブレイクde翻訳
出版翻訳や、翻訳道場を始めとする翻訳指導など、日々の業務で感じたことをつづっています。
読みたいときが吉(17/03/01)
2月の大半は、ある採点仕事に費やされました。それが終わってホッとしたら、やたらに本を読みたくなって。新聞の広告やe-honやアマゾンのサイトを覗いていたところ、採点疲れをいやしそうな本が何冊か見つかりました。

まず、本屋大賞のノミネート作品である『桜風堂ものがたり』(村山早紀、PHP)と『ツバキ文具店』(小川糸、幻冬舎)。本屋大賞のノミネート作品であるかどうかはあまり気にならず、それよりもタイトルと表紙に惹かれました。書店員と代書屋という登場人物の職種にも惹かれて。

『桜風堂ものがたり』は人生の再生物語。怒ったり泣いたり嬉しく思ったり、自分の中の喜怒哀楽が刺激されました。電車の中で涙が出そうになったときには焦った。それからプロたちがすばらしい。書店員というプロ、デパートのプロ、彼らの働きが感動もの。仕事に誇りを持っているところに胸キュンです。

『ツバキ文具店』は地味ですが、味わい深い作品です。舞台が鎌倉、というのもいい。何となくあのあたりかな、と思い浮かべることもできるので。また文房具のうんちくもマニアックで楽しいし、一見地味な主人公が時折見せる元ヤン(一時期ヤンキー少女だったので)な気風の良さも、不思議な住人達との交流も、魅力的です。

そして数日おいて届いた『教養としての「世界史」の読み方』(本村凌二、PHP)、『ビブリア古書堂の事件手帖 6』『同 7』(三上 延、メディアワークス)。『ビブリア古書堂…』は第一巻から読んでいるので、最後まで付き合うことになりました。エンタメですが、本を巡る物語なので知的好奇心も満たしてくれます。『教養としての…』は久しぶりの教養書。大学教授でありプロの歴史家である著者が、通り一遍の歴史の授業しか受けていないわたしにもよくわかるように、丁寧に世界史と現代を解説しています。これはいい!

2月は勢いでこれもあれもと注文してしまって、出費がかさみました。でも読みたいときが吉日。仕方ありませんね。

  

本屋で思わず手に取った本。後ろの方の参考文献に、わたしのデビュー2作目『オードリー リアル・ストーリー』が載っていました!

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