コーヒーブレイクde翻訳
出版翻訳や、翻訳道場を始めとする翻訳指導など、日々の業務で感じたことをつづっています。
土を入れ替えたら元気に!(16/08/01)
2年前にもらったハイビスカスが今年もきれいに咲きました。今年の春、元の持ち主が「土を入れ替えた?」と聞くので、「いえ、何もしないけれど。でも今年も葉っぱが出てきたから大丈夫じゃないですか?」と答えたら、2年咲いたら土を入れ替えないと、元気な花は咲かない、と言うのです。あら、そこまでやらなきゃダメなのね、というわけで、ホームセンターへ行って園芸用の土を買い、土を入れ替えました。そのときに、長くなった枝を払い、そのうちの一本を実験のつもりで挿し木しました。もともとの土に。

結果は、面白いほど明確な違いになりました。土を入れ替えた本体は、次々と葉が出て、次々と蕾が生まれて、次々と花が咲きました。ところがもともとの土に挿し木したものは、小さな葉が2枚出て、その間に小さな蕾ができて、それが咲いて、おしまい。そのあとは小さな小さな葉が2,3枚出たかな、ぐらいで、一本の棒が突っ立っているかのようです。かわいそうなので、この棒のようなハイビスカスも新しい土に植え替えてあげようと思います。土壌って大事!!


前回の記事で、7月に洋書を3冊買った、と書きました。そのうちの1冊のレジュメを作成している最中ですが、仕上げでもたついて、どうしようかと考えながら本屋で涼んでいたとき、目に飛び込んできた本がありました。

1冊は1990年初版の翻訳書で、2001年に別の出版社で文庫として出た作品。近未来のディストピア小説で、不気味さが漂います。この作品、内容が異様だし、訳文はわたしのリズムと違って気になるところが多いのですが、不思議と読むのをやめられない。心地悪いのに読み続けられるというのは何なんでしょう。原著が出版された当時、かなりの話題になってさまざまな賞を受賞したそうですから、作品としては評価が高いようです。

もう1冊はイタリア語で書かれたエッセーの翻訳書。でも著者はロンドン生まれで英語を母国語にするホンモノの作家なんです。イタリア語に魅せられて20年イタリア語を勉強して、ついにイタリア語でエッセーを書いたとか。まだ最初の一編しか読んでいませんが、詩的な表現に魅了されました。このまま読み進めそうです。じつは1970年代にサガンの『悲しみよこんにちは』の翻訳を読んで、生理的に合わない、と感じて以来、英語以外の言語の訳書に手が出せないでいました。このエッセーをきっかけに、読める翻訳書の幅が広がるといいのですが。

本格的に夏のシーズンに突入! 冷房の効いた部屋の中で、レジュメを書いたり、翻訳書を含めたさまざまな本を読んだりして、土づくりと種まきに励みたい、と思います。

左が伊日翻訳のエッセー『べつの言葉で』。右がディストピア小説の『侍女の物語』。『侍女…』は文庫ですが、1200円もしました。分厚いです。

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