コーヒーブレイクde翻訳
出版翻訳や、翻訳道場を始めとする翻訳指導など、日々の業務で感じたことをつづっています。
セミナーでスキルアップとモチベーションアップを(17/08/28)
わたしがボランティアをしている洋書の森で、今年初めて、真夏にもかかわらずセミナーを開きました。8月19日と26日、講師6人による「夏の翻訳文化祭2017」です。出版翻訳をさまざまな観点から語っていただくセミナー。おかげさまで濃い内容になりました。詳細はブログ「わたしたちの洋書の森」、Face Book「翻訳者のためのコミュニティサロン「洋書の森」 @出版クラブ」をご覧ください。
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プロの出版翻訳者で次から次へと仕事が来る人はほんの一握りで、たいていは他の仕事をやりながら勉強して、プロモーションをして、仕事を得ようとしています。講師の話を聞いたからといって、すぐ仕事に結びつくことはありませんが、少なくとも講師をする人たちがどのように日々研鑽をつみ、営業をし、仕事を得る努力をしているかを知ることで、自らを振り返ることはできます。

9月には出版クラブ主催のセミナーに参加してきます。まず「ベテラン校閲部長が紐解く『校閲』の勘所 初級編」。

出版翻訳でお世話になるのは、第一に編集者であることは間違いありません。でもその後ろに、編集者と重なるように校閲者が立っています。一般的には語句の統一や句読法のチェックといった、表面的な作業に目がいきがちですが、校閲者は原稿を読んで、内容のまちがいがないかどうか調べるのが仕事(のようです)。ですから厳しい。『千の顔をもつ英雄』(早川書房)のときは、校閲者にかなり(なんてもんじゃない!)お世話になりました。字句や編集に関わるコメントに混じって、内容を吟味するコメントがたくさん書かれた校正刷りを手にしたときのショックは大きかった。一方で、こんなにも丁寧に読んでくださったんだ、とありがたくも思いました。

編集者の次に原稿を読む人。場合によっては編集者より厳しく内容を吟味する人。校閲者がどんな人たちなのか、ドラマにもなりましたが、本物に会ってきます。

それから「『ハリー・ポッター』翻訳者 松岡佑子氏が語る‐出版社の立場と翻訳者の立場」。

同時通訳、翻訳、出版社経営と、似て非なるいくつもの仕事をこなす松岡さん。その力と精神の強さはどこから来るのか、とても興味があります。ハリポタの、まだ知られていない出版秘話もあったら聞きたい。

2つのセミナーの詳細は出版クラブのHPをご覧ください。
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翻訳者は訳してなんぼですが、それに加えて、セミナーで情報を得、人脈を得、モチベーションを上げるのも大事。「夏の翻訳文化祭2017」の懇親会でも、講師の先生方や翻訳者のみなさんと、飲みながら食べながら話ができました。(人は、飲み食いするときにガードが緩みます。素が出ますね、それが懇親会の意義です。)校閲と松岡さんのセミナーでも、懇親会で新しい人脈を発掘できたらいいなあ、と思います。

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