コーヒーブレイクde翻訳
出版翻訳や、翻訳道場を始めとする翻訳指導など、日々の業務で感じたことをつづっています。
SNSの功罪(19/06/17)
…と言っては大げさですが、最近思うこと。

細々とFacebook(FB)とツイッターを使っています。そもそもの始まりは、実務翻訳の方々と知り合って、彼らが上手に使って人脈を充実させ、仕事に役立てているのを知ったから。さらに、出版翻訳の友人たちが、自分の本の宣伝にも使える、と教えてくれたからでした。 それまでは、たとえ選別するとしても個人の情報を出すのだから、そんなの恥ずかしいし、何か問題が起きて対処できなかったら困る、ときわめて情緒的で根拠の乏しい理由から避けていたのでした。

でも始めてみたら、けっこう楽しいのです。それまでまったく接点のなかった映像翻訳者と知り合って、その方のエネルギッシュな活動に感化されたこともあるし、難しい本を訳す人の一家庭人としての顔が見えて、親近感を覚えたこともあります。困ったこと、悩んだことを書き込み、それに対してアドバイスをもらったこともありました。こんな本がある、あんな本も面白いなどと言った本の情報、読書会や勉強会の情報も多く飛び交います。パソコンの前に座ったまま、人とつながり、情報が収集できる、ありがたいツールと言えるでしょう。もちろん、訳本やセミナーの宣伝にも使えます(フォロワーはそれほど多くないので、どれくらい役に立つかわかりませんが)。

ところが最近困るようになりました。炎上とか情報漏えいとか、そういう致命的な問題ではありません。モチベーションの問題です。SNS上に披露されるみなさんの素晴らしい仕事の数々を見て、「この人すごいなあ、立派だなあ」と感心し、尊敬し、その上で、「よし、わたしも頑張ろう」と思ってきたのですが、だんだん彼我の差に疲れてきて、感心・尊敬まではしても、よし自分も、の部分が欠けるようになってしまったのです。せっかくのツールも、これでは半分の効用しかない。いえ、すべてのものに完璧な効用を求めるのは、これまた窮屈な話ですね。しばらくは、ふーん、と軽く見て利用、元気が出てくるのを待ちましょうか。

ところで前回5月21日付のブログで、WikiLeaks let the cat out of the bagという一文をどう訳しましょうか、と問いかけておいて忘れていました。すみません。
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辞書を調べると、let the cat out of the bagで「ついうっかり秘密をもらす」、The cat is out of the bagで「秘密がもれている」と出ていますから、そのまま「ウィキリークスが秘密を暴露した」としてもいいのですが、せっかく件の猫について書いているので、「猫の様子を明らかにした」とか「猫の情報を公開」などとしたいと思います。記事全文を訳すときには、いろいろ工夫できそうですね。

2004年の共訳書です。なんと今年の4月、まったく知らない方が、名前からFBを突き止めてくださって、嬉しい感想を寄せてくださいました。こういうことがあるとモチベーションが上がります!!

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